キャンプはキャンプという行為自体が楽しいのもあるが、それに加えキャンプ道具を買い揃えるということが非常に楽しかったりする。
年に数回しかキャンプに行かないのにやたらと道具ばかり調べてつい買ってしまうのもあるあるだろう。
キャンプ道具は「アウトドア」「サバイバル」「ミリタリー」こういったキーワードを匂わせるものが多く、男心(もちろん女性も含む)をくすぐるグッズが多い。
また高価なものばかりではなく、気軽に手を出せる値段で格好いいものが揃っているからつい財布の紐が緩んでしまう。
そんな中僕が最近ときめいたものが、この「asobito」のペグケースである。
キャンプ道具を選ぶ際はこの「ときめく」という感覚を大事にしている。機能性だけでなく見た目にもこだわってテンションを上げていきたい。
綿の帆布にロウ引き加工された素材で作られたこのペグケース、何より色とデザインがシンプルながら秀逸でまさに無骨なキャンプギアと言っていいだろう。
とにかくこの見た目に惚れたのだが、その上非常に頑丈にできていてそう簡単に破れるものではない。ペグやハンマーという重さもあり尖っているものを収納するための機能を備えている。
また使い込んでいくうちに風合いやロウ引きの線やシワによるチョークマークがつき、エイジングを楽しむこともできる。
それが2000円以内で手に入れられるというのだから、非常にコスパの良いものである。
Contents
「asobitoとは」
「asobitoとは、遊び(asobi)と外(soto)を組み合わせた造語で、アウトドアやキャンプシーンで「あったらイイな」をカタチにするために生まれたブランドです。素材には、撥水加工を施した防水帆布を採用。アウトドアで激しく使っても、経年変化を楽しみながら長く愛用していただけるアイテムをご提供します。
※公式サイトより引用
asobitoはこのペグケースと同素材のロウ引き帆布を用いてペグケースの他にもツールボックスやトートバッグ、薪ケース、スキレットやクッカーのケースなども販売している。
このロウ引き帆布の風合いがとにかく良くて、オリーブとキャメルの2色展開も相まってミリタリーな雰囲気を漂わせている。
ロウ引きの加工は見た目の目的ではなく撥水のために施されている。
帆布はナイロンよりも引き裂き強度が強く、さらに燃えづらいというまさにキャンプシーンにはうってつけの素材である。
普段使用しているケースをasobitoのものに変えていくだけで、かなり無骨で締まった風合いのキャンプギアの装備になるだろう。
それだけでもかなりテンションが上がる。
実物と大きさ、使い心地
もともと僕は楽天で購入した安価なペグハンマーに付属していた派手なペグケースを使用していた。
他にケースは持っていなかったため助かってはいたが、このペグケースだけ僕の装備の中で妙に色が浮いていて気に入らなかったことと、この段つきのポケットとハンマーを固定するマジックテープ、割と下のほうにある蓋を止めるマジックテープの位置が妙に使いづらく収まりが悪かった。
収納されている感じ悪くはないがは使用されている生地が弱く、ペグやハンマーの重量でたわんでしまうためあまり安心感がない。
このペグケースに比べるとasobitoのものは非常にシンプルだ。
ポケットに段は無く、ポケット一つのシンプルなケースである。
僕が使用しているペグは30cmのものだが、このケースは長さ40センチとかなり余裕がありペグはすっぽり入ってしまう。
この長さがあると、ペグを収納した上でハンマーの金具部分をペグと重ねずに収めることができ、厚みがかさばらない上に安定する。
生地がとにかくしっかりしていて、持ち手もかなり頑丈にできているので鋳鉄ペグとハンマーを収納してもたわむことのない安心感がある。
ポケットの蓋が短いため、空間が開かずしっかり閉めることができる。
ハンマーやペグは、キャンプ道具を収納するバッグの中ではみ出ていると他の道具を傷つけたり破いたりする恐れがある。
なのでこのようにしっかりと収納していたいものである。
まとめ
風合いも良く、シンプルでいて使いやすいペグケースなので非常に満足している。
このほかにsnowpeakのペグケースが人気ではあるが、これもペグとハンマーが重なる形状であることと見た目も含めてわたしはasobitoのペグケースが好きだ。
他のasobitoのラインナップの中でも、ツールバッグはペグやハンマーを多数持ち歩く人にとっては出し入れしやすいしロープや自在金具など同じタイミングで使うものをまとめて入れておくことができる。
またこのコンパクトなポーチは緊急セットや火起こしの道具入れなど濡れては困るものを入れておくのにも便利そうだ。
普段使いのバッグに入れていてもエイジングの楽しめる小物入れとなるだろう。
とにかくどれも風合いがよく、個人的にツボな見た目をしているので色々なケースをこのasobitoで揃えたくなってしまう。
安いからと言ってどれもこれも買っていくと結局チリツモになるのだが…キャンプ道具選びにはゴールがないように感じてしまう。