インスタグラムでなんだかすごく格好いいマグカップを見かけたので、調べてすごく良かったので購入してみた。
それがこの【Zebrang(ゼブラン)】というブランドだ。
マグカップとドリッパー、それとペーパーフィルターを購入したので、今回それぞれレビューする。
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Zebrang(ゼブラン)とは
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Zebrang は白と黒のコントラストで相反するものを表現していくという想いを込め、サステナビリティを重視し、企業利益・社会貢献の相反するものを実現するゼブラ企業という概念に、持ち運ぶ Gear のGを合わせ 、「 Zebrang -ゼブラン- 」としました。
Zebrang では常識を超えて行く提案を追求し、「心の豊かさを生み出す」ことを目的に、「機能」と「感動」の共存を実現、エンターテイメントとして提供していくブランドを目指しています。(Zebrang公式サイトより)
Zebrangはコーヒーギアで有名な老舗ガラスメーカーの「HARIO(ハリオ)」が2021年10月に立ち上げた新ブランドだ。このブランドで販売されている商品は基本的にアウトドアで使われることが想定されている。
ちなみにアンバサダーとして起用されている坂口憲二さんは元俳優で、僕の大好きなドラマ池袋ウエストゲートパークのドーベルマン山井役と知って驚いた。現在は「The Rising Sun Coffee」というブランド、店舗を経営されているそうだ。
写真を見て分かる通り商品は黒一色の完全に男前なラインナップ。アウトドア使えてかつ黒いもの好きな僕としてはこのコンセプトにはときめかざるを得ない。
マグカップ、ドリッパー、ペーパーを購入した
今回購入したのはこれらマグカップとドリッパー、ペーパーフィルターだ。
当初はマグカップだけを購入するつもりだったのだが、持ち運びにも便利そうなドリッパーと、ついででペーパーフィルターも購入してしまった。
パッケージはどれも無駄がなく格好いい。
真空二重マグコーヒーメーカー
イケメン。この佇まいに一目惚れしたのが購入のきっかけだ。
このマグカップの正式名称は「真空二重マグコーヒーメーカー」。
どういうことかというと、このマグカップにはストレーナー(茶こし)と蓋が付属しており、ドリッパーを使わなくてもこのセットだけで粉からコーヒーが淹れられてしまう。
蓋はストレーナーがちょうどはまるようになっているため、密封はされない。振動には注意。
ストレーナーでコーヒーを淹れた後は写真のように蓋を裏向けた上に置いておくことができる。蓋にはちょうど置けるような溝がついている。
Zenrangというブランド名からか、Zをシマウマの縞模様にしたようなロゴ。ツインピークスの模様のようにも見えて、シンプルで無駄なく格好いい。
マグカップとしては真空断熱がある程度の機能ではあるが、取っ手がやや大きめに作られているので持ちやすいことと、内側の飲み口に微妙に丸みが付けられていることから口当たりがよく飲みやすい。
ちなみにこれは僕が普段使っていたサーモスの安い真空断熱マグカップとの比較だ。
マグカップにはロゴタグ付きの専用メッシュ巾着袋が付属している。アウトドア向けということでこれはありがたい付属品だ。
この巾着袋はマグカップに対して微妙に大きめに作られているが、その理由は後述する。
V60 フラットドリッパー
Zebrangのドリッパーはシリコンの本体とプラスチックのホルダー計2パーツでできている。
シリコンの本体はペラペラで、これを丸めてホルダーに装着する形だ。
本体のホールをポッチに入れて、固定する。
ポッチにはホールが引っ掛かかるようツメがついているので、装着時に取れてしまうことが起こりにくくなっているので、特に手間取ることなく装着することができる。
下から2番目のポッチに▲マークが付いており、ここをホルダーに引っ掛けて固定する。
反対側にもポッチがあり、2点でホルダーと本体が固定される。写真のように反対を向けても取れることはなく、見た目よりもきっちり固定されている。
外でドリッパーを地面に落としたくはないため、ここはけっこう大事なところだ。
ドリッパーをマグカップの上においた図。
全部真っ黒なのとホルダーが割とマグカップの口を覆うので、ドリップ中のコーヒーが今どれくらいの量が入っているかわかりにくいという欠点があるが、格好いいからヨシ。
ホルダーには小さな穴があり、どこかに引っ掛けておくこともできる。
割と大きめで、公式では1〜4杯まで対応できるとのことだ。グループでキャンプするときにもこれ一つあれば重宝するだろう。
内部に12本の螺旋状のリブが施されている。これは「V60」のドリッパーの特徴で、ドリッパーとペーパーフィルターの密着を防ぎ、空気を抜けやすくする機能がある。さらにスムーズな抽出を促し、蒸らしの効果を最大限に引き出してくれるらしい。
「V60」とは、HARIOの代名詞となっているコーヒー器具ラインで、ドリップの世界大会で結果を出しているバリスタも愛用しているらしい。
アウトドアだからといって妥協せず、こだわられたHARIOの機能がZebrangにも込められている。
V60 ペーパーフィルター02W
ペーパーはベーシックな円錐型のペーパーフィルターだ。先まで尖っているタイプで、フィルターをを開く段差があるなど最低限の使いやすさは備えている。
ペーパーの違いで味の違いを語れるほど僕の舌は賢くないが、少なくとも普通に使いやすいことと袋が黒で格好いいことは確かだ。
マグカップはドリッパーに入る?
気になっている人も多いであろう部分だが、結論からいうとマグカップにドリッパーは入らない。ドリッパー本体も含めて丸めて入れてもこのようにはみ出てしまう。
ドリッパーはシリコンの弾力があり、折り畳みのコンパクトな他製品に比べると嵩張るものになっている。
ここでマグカップの付属の巾着袋がマグカップよりも大きめに作られているのが活きるところで、巾着袋にはマグカップとドリッパーを同梱することができる。
ホルダーがマグカップよりも高さがあるため同梱時の巾着袋は多少歪な形になるが、この2つを持ち歩くことを考えてのギリギリの塩梅なのだろう。
同梱した巾着袋は割と大きくなってしまうので、ミニマルパッキングの人は少々痛手かもしれない。
装備はミニマルでもコーヒーだけはこだわる!といった人もよく見られるので、そんな方たちには妥協できるラインか。
機能、デザインに妥協なし
HARIO自体がデザイン性と機能性両方を兼ね備えた器具を多く出しており、その製品は高く評価されている。
Zebrangにもその精神はしっかりと引き継がれ、製品の格好良さに機能性を妥協していない。
コーヒーを飲むということにお洒落さが大事であることは、おしゃれカフェがこれだけ世に大量に広がっていることからも明白。
アウトドアにおいてもそれは妥協したくない。そんな需要に答えるのがこのZebrangだ。
軽量なチタンマグカップにとりあえずコーヒーが淹れられる折りたたみドリッパー。ミニマル装備や荷物を抑えたいバイクキャンパーによくある組み合わせだ。
ここからもう一歩こだわってコーヒーの味・見た目ともにこだわりたいならこのマグカップとドリッパーは選択肢の一つになる。
なによりこのマグカップはドリッパーなしでもコーヒーを淹れることができる。
実際にマグカップとストレーナーだけでコーヒーを淹れてみたが、さすがにドリッパーで淹れるよりは味は落ちた。しかし味にこだわらないという方であれば、ミニマル装備のコーヒー器具の選択肢としてこのマグカップとコーヒーミル(もしくはコーヒー粉)だけを持っていくというのも十分入るだろう。
僕はこのマグカップはとにかく見た目が気に入っているので、アウトドアだけではなく普段遣いとしてデスクの上でも使用している。
次のキャンプにもこのマグカップを持っていくのが楽しみだ。