今年の8月、富士山登頂をして、ご来光を見てきた。
まともな登山は数回しかしたことのなかった私にとっては最高の体験だったのだが、その日は雲がかぶっていて、ふもとから富士山自体の姿を拝むことはできなかった。
そこで思う存分富士山を見てやろうと思い、富士山を見るスポットとして有名な三ツ峠への登山へ行ってきた。
日付は10月4日。この秋はなかなか気温が下がらず、これから気温が下がるという直前のかなり暖かい日だった。
Contents
服装・装備
服装はユニクロエアリズムコットンの長袖に薄手のシェルパーカー。登山靴はKEEN。
登っているときは暑くてパーカーは脱いでいたが、山頂についてから一息ついていると少し肌寒くなってパーカーを羽織っていた。
ウルトラライトダウンも念の為持っていっていたが、この日は必要なかった。
山頂でコーヒーを飲もうとバーナーなどの沸かしセットも持っていっていたが、暑かったので結局使わず、下で買っていたアイスコーヒーを飲んだ。
三ツ峠登山口から登る場合は登理の時間は1〜1.5時間ほどなので、ある程度は本格的な登山装備でなくても大丈夫だろう。ただし足場が悪く傾斜がきついポイントもあるので、下りの事も考えて最低でも登山靴の装備は推奨する。
タイムスケジュール
9:00 談合坂SA出発
朝の8:40頃に談合坂サービスエリアに到着してから、休憩と給油をして出発した。
10:00 三ツ峠登山口 到着
峠道を進むと、数台の駐車スペースが見えてきて、そこからもう少し進むと車が多く停められているスペースがある。
ここには手洗いの水圧がやたら強いトイレだけがあった。
10:10登山開始
このルートの登山道は、登山中これといった見どころはなくこんな感じのなだらかな登りの林道がずーっと続く。
水平になるところはほとんどなく、そこだけ少し疲れるポイントだった。
途中には数箇所だけベンチで休憩できる場所がある。
途中で分岐もなく迷うことも無いだろう。
登頂寸前の山小屋前にのみ分岐があるが、この分岐はどちらを通っても山頂までつながっている。
11:15 展望台到着
分岐から少し進むと富士山を一望できる展望スペースがある。
私は最初ここが山頂だと思い少しゆっくりしてしまったが、山頂はもう少し先にある。
山頂部分は狭くてゆっくりする場所ではないので、富士山をゆっくり眺めるにはここがベストスペースだ。
11:30 登頂
展望スペースでゆっくりした分少しロスしたが、それでも1時間20分ほどで登頂する事ができた。
思っていたよりもすぐに登頂することができたので、体力的には拍子抜けするほど楽だった。
吉田ルートで登った富士山の大変さが10だとすると、三ツ峠登山口からの登頂は2くらい。
体力に自信がない登山初心者や、軽い気持ちで山を登るには丁度いい難易度だと思う。
山頂からは、展望スペースからは見れなかった迫力の日本アルプス連峰が一望できる。
富士山ももちろんだが、日本アルプス側の登山は未経験の僕にとって非常にワクワクする景色だった。
12:30〜13:00下山
昼食を摂って、写真や動画も撮りつつ展望スペースでゆっくりしてから、下山を開始した。
公共交通機関を使っている場合は別ルートで降りると景色も違って楽しいだろうが、今回は下にバイクがあるため来た道をそのまま戻ることになる。
登りがあっという間な分下りはもっとあっという間だ。道は砂と大きめの石が混ざったような道がずっと続くので、少し滑ることもあり注意だ。
13:20 河口浅間神社に到着
登山が思っていたよりもすぐに終わって時間が余ったため、近くにある河口浅間神社へ行くことにした。
峠道を降り、御坂みちを途中で逸れたところにある。
神社の正面には駐車場がある。
この神社は富士山周辺の有名なパワースポットにもなっている。
ここは樹齢1200年を超える樹高40m以上の杉が並ぶ「七本杉」があり、非常に迫力があった。
14:00 「天空の鳥居」到着
この神社から20分ほど坂道を登ると「天空の鳥居」と呼ばれる場所に行ける。
パワースポットとしても、インスタ映えのスポットとしても有名な場所だ。
ここまで歩いて登ったが、道は車道だったので車やバイクで上ることもできた。坂の上に車を数台停められるスペースもある。
富士山と鳥居を一直線にして写真を撮ることができる。この日は平日でほとんど人はいなかったが、休日は人が多そうだ。
14:30 下山、温泉に出発
神社前の駐車場まで降りてきた。
三ツ峠登山に加えて天空の鳥居まで坂を登りさすがに脚に疲労がきていたので、温泉に行くことにした。
河口湖のまわりは街中のどこを走っていても富士山が見えて、いい街だなと思った。
14:50「 富士山溶岩の湯 泉水」到着
このあたりでは比較的リーズナブルな温泉である「富士山溶岩の湯 泉水」に来た。
大人の入浴料金は800円(タオルレンタルの場合、1,100円)。
露天風呂からは残念ながら木と電柱がちょうど邪魔で富士山を見れないが、きれいな露天風呂だった。サウナと水風呂もちゃんとある。
時間に余裕があったので存分に長風呂をしてきた。
16:30 泉水を出発 〜 17:00 談合坂SA到着
風呂を出て出発、高速に乗って談合坂サービスエリアまで戻ってきた。
これだけゆっくりしても夕方には談合坂まで戻ってこれたので、余裕あるスケジュールでこの日は周ることができた。
まとめ
早い時間に帰れた上、温泉でゆっくりできたので疲労もさほど残らず、充実した一日だった。
三ツ峠の登山が予想以上にあっさりだったのでこのスケジュールが組めたわけだが、今度はもう少し手応えのある登山をしたい。
なによりこの日は一日中富士山に雲がかかっていなかったので、目的である「富士山の姿を見る」というのを存分にできたので満足だった。