コラム

半年以上ランニングを習慣にして実際に感じた5つのメリット

先日のエントリーで書いたが、僕は半年以上毎月100kmのランニングを達成した。

たまに予定がありどうしても走れないという日以外は毎日走るようにしている。走ることに抵抗は全くなくなり、完全に習慣化した。

もともと3日坊主で何事も続かなかった僕だが、ランニングを続けられるようになった方法は以下にまとめたので一度読んでもらいたい。

ランニングを習慣にする。3日坊主の僕が月間100kmランを半年以上続けた6つの方法とコツ

ランニングを習慣にしたいけどなかなか続かない。何日か走ってはすぐにやめてしまう。 あなたもそんな一人でしょうか。僕もかつてはそうでした。 そんな3日坊主だった僕は色糸と工夫をして今年の3月後半からラン ...

そして、ランニングを続けることによってどんなメリットがあるのかこの記事にまとめようと思う。

月間100km程度で…なんていう走行距離マウントを取るような方はお帰りください。)

①体力がついた

まずはパッと思いつくであろう体力の増強。これはかなり実感している。

たとえばこれまで電車に遅れそうだったりちょっと急いでる時にほんの少し走ったりすると息が切れていたが、それがちょっと走ったくらいでは全く息が切れなくなった
そりゃそうだ。毎日30分近く走っているのだから2、3分走ることなんて屁でもない

あと何よりメリットに感じているのが、「遊びに本気になれる」ということだ。

日々ランニングすることで、疲労に対してかなり体に耐性がつく。それは疲れないというより、「体力を使っている状態に慣れる」ということである。

僕は今年サーフィンと登山に挑戦したのだが、どちらもビギナーにとってはかなり体力を消費する過酷なアクティビティだ。
その最中に「疲れた、休憩しよう」という頻度がかつての感覚よりも少なくなった。そして「疲れたからもうムリ」とは一度もならなかった

他にも僕はバイクの長距離ツーリングやキャンプ、草野球などを趣味としてやることも多いが、それらを行うことへの「疲れる」という恐れ・抵抗はなくなった

どんな遊びも体力は使うもの。楽しい遊びの最中に、体力切れで中断してしまうのは勿体ない
ランニングはそういう「遊びの体力」もつけてくれたことが僕にとって大きなメリットだ。

②自信がついた

年に1回だけでもジョギング・ランニングをする割合は日本人口の10%程度らしい。(笹川スポーツ財団参考)
それが週2回以上ともなると全体の3%ほどになるらしい。それ以上ともなるとさらに下がるはずだ。実際自分の周りにも毎日走っているという人はそう聞かないし、間違いなく少数派ではあるだろう。

それだけランニングを続けるのは難しいし、そもそもしようとしていない人も多い。ランニングを続けられているということ自体がとても自信になる
なんとなくだらだらしてそうな人を見て、「この人よりは努力している」と心の中で胸を張れる。(言葉にしてはいけない)

ランニングはストレス発散にも最適だ。ランニングなどの有酸素運動はストレスを感じると分泌されるコルチゾールを分解するという科学的実証もあるらしい。それはよくわからないが実感として走るとスッキリするものだ。

運動を継続していること自体に自信がつくし、走ること自体にもストレス解消の効果がある。実際に小さな悩みや不安は走り始める前に比べて考えないようになったし、精神的にかなり安定したように感じる。

自信を持つということは仕事、趣味、恋愛、その他全てに対して良い方向に働く。ランニングを続けることによって人生が好転すると言っても過言ではないのだ。

③体が締まった

ダイエットを目標にしてランニングを始める人は多いと思うが、体重の減量はあまり期待しない方がいいかもしれない。もともと僕自信が痩せ形だったのもあるかもしれないが、事実体重は1kgも減っていない

しかし体に筋肉がつき、余分な肉が減っているのは目に見えてわかる。腹回りの余分な肉は減り、脚には筋肉がついているように感じる。

筋肉は脂肪より重いため、脂肪が減っても筋肉がつくと見た目が細くなっても体重は変わらない。だからただ体重を落としたい場合は運動よりも食事制限をがんばるべきなのだけれど、正しい体の改善を考えると運動して贅肉を落とし、筋肉も付けるべきだろう。

あと「体重」という目に見えない数値よりも、目に見えてスタイルがいいかどうか、の方が重要だと思う。

僕の場合、毎日軽い筋トレとプロテインを飲む習慣もつけているためランニングだけの効果とは言えないが、始める前はただの痩せ形だったがいまでは鏡で見てもちゃんと「筋肉がつき締まった」痩せ型になっているように感じる。

④音楽の知識が広がった

これはかなり余談になるのだが、ランニングを始めることで音楽に詳しくなった。

どういうことかというと、ランニングをする時僕はいつもイヤホンで音楽を聴いているのだが、その際いままで聴いたことのなかった洋楽の名盤や気になるアーティストのアルバムを流すことが多い。

毎日30分も、画面を見ず音楽だけに向きあう時間は余程の音楽好きでないとなかなか作れない。それをランニング時に行うことにより、以前よりも知らなかった音楽を多く知ることができた。

走っている途中むやみに曲を変えたりはできないので、普段スキップしがちなアルバムの中の曲もじっくりと聞けて、意外といい曲が見つかったりもする。

⑤アイデアが生まれる時間になった

普段仕事から家に戻り、空いた時間には何をしているだろうか。テレビ、スマホ、パソコンだったり、家事や子供の世話など常に何かに集中して、ぼーっとしている時間は少ないのではないだろうか。

ランニングは初めのうちはしんどいものの、続けていくとだんだん他のことを考える余裕が生まれてくる。ランニング中は画面や家事、やるべきことから開放されて頭の中で考えを巡らせることができる。これはランニングの状態が「瞑想」の状態に近いことを意味する。

瞑想と聞くと人によっては怪しく聞こえるかもしれないので他に例えよう。
例えばミュージシャンのインタビューなんかで、「どういう時に曲を思いつきますか」という質問に対し「シャワーを浴びている時」「散歩をしている時」という回答があることを耳にしたことがあるかもしれない。

これは、「アイデアはボーッとしている時に生まれる」ということを示唆している。事実僕も曲を作ったりこのブログを書いたりするのにシャワーを浴びている時に一気に考えが降りてきてまとまることが多かった。

瞑想とは「外の要因を廃し、ひたすら自分の考えを巡らせる」行為である。それは画面や家事から離れ、「ボーッと」できる時にしかできない。それを動きながら行えるのがシャワータイムであり、散歩中であり、ランニングの時なのだ。

事実、僕もランニング中にそれが顕著に現れる。普段パソコンを使っている時に考えもしなかったようなアイデアや、次に書くブログ記事のタイトルだけでなく構造や細かい言い回しに至るまでランニング中にアイデアがポンポン出てくることが多くなった。この記事の内容も走っている最中に思いついた内容だ。

科学的にも、ランニングやジョギング中には脳の中で物事を考えたり記憶のコントロール、意識、集中力を高める部位である前頭葉前野が活発になるらしい。だから経営者にランニングする人が多いみたいだ。

普段アイデアが求められている人や考えがまとまらない人、悩んだり落ち込んだりしている人は走るのがいいかもしれない。

ランニングで人生が好転する可能性は間違い無くある

以上で述べたように、ランニングには肉体的にも精神的にもメリットが多い

僕自身も走り始める前とは大きく生活や考え方が変わった。以前よりもポジティブになり、活発になり、考えが研ぎ澄まされたように感じる。

「①体力がつき」「②自信がつき」「③ストレスが減り」「④アイデアが生まれる」
この4要素だけでも人生が好転する気がしないだろうか。なにより「何かを楽しむ」ことに全力になれる。

あと言っておきたいのは、ランニングの距離やタイムを人と比べないことだ。
走る速度が速いから偉い、走る距離が短いから私はダメだ、なんてことは一切ない。走る距離が1kmだけだとしても十分に偉いのだ。「走ること自体」に意味がある。他人との比較なんて無意味だ。

だから気軽に、興味がある人はランニングを始めてほしい。もし続けられない…と悩んでいる人は以下の記事、僕がランニングを習慣にした方法を参考にしてもらいたい。

ランニングを習慣にする。3日坊主の僕が月間100kmランを半年以上続けた6つの方法とコツ

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