コラム

Youtubeチャンネル登録者 半年で100人達成。これまでに至った経緯と工夫

Youtubeチャンネルを始めたのは2020年の9月。そこから5ヶ月経って2021年2月、僕のYoutubeチャンネルが登録者100人を達成した。

モトブログのYoutubeチャンネルを開始しました

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僕のチャンネルが登録者100人までに至った経緯を書いておこうと思う。
他のブログでチャンネル登録者100人を達成した経緯の記事をいくつか読んだが、それに比べると僕はかなりナメたチャンネル運営をしている。しかしだからこそわかったことがあるので、それも書いておこうと思う。

Youtube Channel

チャンネル登録者100人で何ができる?

チャンネル登録者が100人になると、「カスタムURL」が取得できる。

通常作ったばかりのYoutubeのURLは、「https://www.youtube.com/channel/」のあとにランダムな英数字のIDが入る。僕のチャンネルの場合「UCB16jXd_WEr_VKSx8ukG_kw」という文字列だ。

これを自分の好きな文字列に設定できるのがカスタムURLだ。カスタムURLを設定したからと言って登録者や再生数が増えたりすることは無いが、人に教えやすくなることや、SNSなどにURLを記載する際の見栄えがいいなどというメリットがある。

100人達成すると設定欄が新たに追加されるのだが、僕の設定画面にその欄が表示されていないため、Youtube側に問い合わせてみようと思う。こういった事例はいくつかあるみたいだ。

100人達成までの登録者の推移

僕のYoutubeチャンネルを開設したのは2020年9月のはじめ。達成したのは2021年2月の後半なので、5ヶ月半ほどで達成したことになる。

その推移はこちらだ。

年月 合計動画数 累計再生数 登録者数
2020/9 3 497 12
2020/10 6 1432 25
2020/11 7 2156 31
2020/12 7 3453 49
2021/1 7 6815 83
2021/2 7 9091 102

動画は伸びの悪いものを2本非公開にして、現在公開の動画はたったの7本

最後に投稿したものは12月のはじめなのでもう3ヶ月も投稿していないことになる。がしかし、再生数と登録者数は1月と2月で一気に伸びた

12月からの登録者の伸びと再生数の増加はほぼ一つの動画の力によるものだった。それまでの経緯を紹介する。

Youtubeチャンネルをはじめたきっかけ

最初は東京に引っ越してきたのちに新しくバイクを購入し、どこを走るにしても目新しいものばかりだったので、その景色を動画に収めておこうと走行動画を撮り始めたのがきっかけだ。

走行動画でよくあるのは走りながら喋っている声を同時に撮っているものだが、あまりしゃべりの自信がないことと編集や音質に拘らないとなんだかチープなものになってしまうので、声は入れない方向性にした。

バイクの走行音のASMRというのも一定の需要はあるらしく、僕はその方向性で行こうと無編集の走行動画をアップした。
何より編集が楽だ。

しかしこれは特にコンテンツ的に面白いものとは言えないので登録者数も再生数も大した伸びはなかった。これが11月までのチャンネルの状態だ。

キャンプ動画で一気に伸びた

やはり需要があるコンテンツというのはわかりやすく数字が伸びる。

11月末にはじめてソロキャンプのツーリングに行ってきた模様をまとめて、すこし編集も頑張って動画を作ったのをアップしたところ、じわじわと数字が伸び始めた。キャンプというコンテンツ需要はやっぱりすごい。

この動画は、それまでやってきた走行動画の撮影に加え、インスタ用にキャンプの模様の動画を何度か撮ったことがあったので、それを組み合わせた形だ。
僕は本業が運良くデザイナーなので、サムネイルや動画中のフォント配置などは難なくできた。また作曲も仕事としてやっていたりするので、動画中のBGMも自分で作ったり、OP用にダイジェストムービーを作ってみるなど他の動画に比べて時間をかけて作った。

こうやって、自分ができることとこれまでやってきたことをうまく組み合わせてやったのがこの動画だ。

この動画をアップする前は30人程度だったチャンネル登録者が、アップ後1ヶ月後には倍以上に増え、2月には登録者100人、またこの動画の再生数が5000を突破した。

チャンネル登録者100人に至るまでのアドバイス3つ

Youtubeのチャンネルをこれから運営しようという方は、はじめからクオリティの高いしっかりした動画を作りたい、クオリティの低い動画をアップするのは恥ずかしいという人も多いだろう。
しかし僕の考えとしては、まず簡単な動画からでいいからチャンネルをスタートさせることを目標にして、できることを少しずつ増やして徐々にクオリティを上げていけばいいと思う

ただ、適当な動画を何本アップしていったとしてもなかなか登録者は増えないだろう。100本の動画をアップしても登録者50人にも満たない人もいれば、僕のようにたまたま7本の動画で登録者100人になったりもする

じゃあやっぱりクオリティの高い動画が必要じゃないか、と思うかもしれないが、はじめからクオリティの高い動画を作ろうと思って時間をかけたり考え込んだりして結局動画をアップしないという人は意外に多いはずだ。それでは元も子もない。

あとは再生数の伸びと登録者数の伸びは比例しない。もちろん再生数が増えると登録してくれる可能性は多少上がるだろうが、単に動画をたくさんアップして再生数をむやみに稼ぐよりも「この人の次の動画も見たい」と思わせることが重要だ。

そこでチャンネル登録者100人に至るまでの僕としてのアドバイスを3点にまとめた。

①撮りたい動画ではなく、「視聴者が見たい」動画を目指す

おいおい、やりたいことで生きていけるのがYoutubeドリームなんじゃ無いのか、と言いたいだろうが単にそうでは無い。

自分が撮りたい動画を撮るのはもちろん結構だ。ただそれが、視聴者も見たい動画かどうかは撮る前に考える必要がある。

例えばペヤングの早食いの動画を撮りたいとする。他に撮っている人も多い、ありふれた題材だろう。

じゃあ自分がペヤング早食いを動画で撮ったとして、視聴者側が自分のペヤング早食い動画の何に魅力を感じるか、ということを想定する必要がある

たとえばそれが芸能人だったら、その人自身に知名度と魅力があるからある程度無条件に動画が伸びるだろう。
だがそうで無い場合、「自分の容姿」なのか「話術」なのか「早食いの速度」なのか、自分の動画の魅力をなんとなく決めておく必要がある。

自分の容姿」に自身があるのならば、その容姿が魅力的に映えるように動画を映すことでペヤング以降の動画も自分の容姿が映えるコンテンツにしていけばいいだろう。

話術」であれば、ペヤング早食いの感想をいかに面白く伝えるかに重視し、次も話術で面白く伝えられるコンテンツを目指す。「キャラクターで売りたい」というのはこれにあたるだろう。

早食いの速度」であれば必然的に次の動画も早食いの動画を撮ることになるだろう。一番頭を使わなくていい方向性だが、茨の道な気もする。

このように、自分の動画の魅力はなにかということを初めはなんとなくでいいから考えておく必要はあるだろう。これが無いチャンネルというのは、例えばエサをつけずに釣り針だけを海に投げて、たまたま釣り針に魚が掛かるのを待っているような状態だ。

初めのうちから考えすぎる必要はないが、動画をアップしていくにつれてこのことを頭に入れておけばすんなりチャンネル登録者は増えていくと思う。

②需要があるコンテンツを見極める

①とも少しかぶるが、残酷だが需要があるコンテンツとないコンテンツははっきり分かれる

さっきはペヤングの早食いを例に出したが正直これはもう需要がないコンテンツだろう。別に改めて見たいとは思わないし世間ももう見飽きている。

僕の場合だが、キャンプという趣味がうまく世間的にも流行っているコンテンツと合致し、動画がある程度伸びてくれた。それまでのバイク走行動画がなんだったんだろう、というくらいに数字の差は歴然と開いた。

これは①の「視聴者が見たい」動画を目指すということにもつながるが、そもそもペヤングという題材を選ぶかキャンプという題材を選ぶかどうかでチャンネルの伸びも全然変わってくるというわけだ。

そういう世間的に需要があるコンテンツを見分ける能力はある程度必要になってくるが、そのコツは③項で紹介しよう。

③再生数が伸びている動画をリサーチする(芸能人動画は除く)

自分がやりたいと思っている動画のジャンルで、再生数を稼いでいる動画をいくつか見つけよう。

(もし、そもそも自分がやりたいジャンルで再生数が多い動画がひとつもなかったらそれは需要のないコンテンツと言ってしまっていいだろう。新ジャンルを開拓できる場合もあるだろうがかなり低い確率の上、茨の道になる。)

自分のやりたいジャンルで伸びている動画を見つけたら、なぜそれが伸びているのかを考えてみよう

例えばその動画は人に魅力があるのか、コンテンツに魅力があるのか、音質が良いのか、映像がいいのか、動画の長さはどれくらいがいいのか、編集はどの程度凝ればいいのか、など伸びている動画には何かしら理由がある。

僕は最初考えなしにバイクの走行動画をアップしたわけでは無くて、夜の首都高を一切の会話も音楽もなくバイクでただ走る動画が100万再生を超えている動画があり、方法次第ではこのコンテンツにも需要があるということを分かった上で始めた。

この動画の魅力・伸びている理由は「音質」と「映像の良さ」、ハヤブサという「バイク自体の魅力」と首都高という「ロケーション」だと思う。これらがうまく組み合わさり、この再生数になったのだろう。もちろんこの動画においてバイクの運転テクニックが魅力などではない。
あとはなんとなく、普段バイクに乗っている人が家にいるときにボーッと動画を流しているのに心地いい動画になっている。会話がないことで余計な頭の回転やストレスもなく動画を見ていられるし、音を聞くだけでも人によっては心地いいものだろう。

こういう風に、コンテンツの需要と伸びている動画の理由と魅力を見出すことは大事だ。

それらを参考にした上で、自分がやりたいことを曲げる・諦めるというのではなく、「需要がある方に寄り添う」感覚でやっていけば、自然と再生数も登録者も増えていくと思う。

ただ、芸能人のYoutubeは知名度だけでもかなりの再生数を稼げてしまうので、コンテンツの参考にするのは避けたほうがいいだろう。

さいごに

最後はYoutubeチャンネル登録者講座みたいになってしまったが、僕自身まだ100人達成したばかりなのでこのアドバイスにもまだ大した説得力はない。もっと偉そうなことを言えるように、このブログと一緒にYoutubeもマイペースながら頑張っていくつもりだ。

これからYoutubeを始める方、伸び悩んでいる方にこの記事が参考になればと思う。

また、僕のチャンネルにも興味があれば動画を見てってもらえれば嬉しい。

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