先日AnkerのPowerCore20000のレビュー記事を書いたのだが、キャンプや中長期の旅行にはいいものの普段使いにはオーバースペックであると感じ、今回「Anker PowerCore 10000」を購入してみた。
そこで開封レビューと、PowerCore20000との比較をしてみようと思う。
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開封レビュー、付属品
20000と同様、モバイルバッテリー本体の他に説明書、問合せ用の連絡先カード、充電用のmicroUSBケーブル、メッシュケース(トラベルポーチ)が同梱されている。
いつも思うが付属ケースがありがたくて、他のANKER製品も付属ケースが持ち運び時に重宝している。
ロゴと電源ランプだけのシンプルなデザイン。充電はmicroUSB端子だ。
特筆すべき特徴はないが、開封した印象は思ったより小さく、思ったより軽い。
PowerCore20000との比較
PowerCore20000と比較すると、容量も半分なら大きさもほぼちょうど半分といったところ。
角のアール形状は少し違うがデザインに大きな違いはない。
ポーチのサイズ感が違う
一つ違うのが、付属のメッシュポーチのサイズ感が違うということだ。
20000の方はジャストフィットで、本体の他に短めのケーブルがギリギリ入るかといったケースのサイズ感だったが、10000の方はかなり余裕があるサイズ。
ケースの横幅もなぜか20000よりも10000の方が広い。
本体が小さいため、使い勝手を考慮したサイズ感なのかもしれないが、他にケーブルやコンセントに挿すアダプタも入るのでこれはこれで便利だ。
出力端子の数が違う
大きなスペックの違いとしては、出力のUSB端子が20000は2個に対し、10000は1個であるということだ。
スマホだけを充電する場合は問題ないが、GoProやNintendoSwitchなど、他の機種にも同時充電する場合は20000の方に使いやすさに軍配が上がる。
サイズ・重量の比較
長さは20000が168mmに比べ、10000は92mm。
半分とまではいかないが半分に近いサイズ感で、この長さの違いは見た目にかなり小さく見える。
横幅は20000が58mmに対し10000が60mmとスペック上はなっているが、同じと言ってしまっても差し支えないだろう。
重量は182gと356gで、これはほぼちょうど倍の重量差がある。
20000の方はカバンに入れると少し重みを感じるが、10000の方はあまり存在感がない。180gの差は意外と大きい。
180gというと文庫本1冊がだいたい150gなので、ざっくりいうとカバンに少し厚めの文庫本を1冊いれるか2冊入れるかの差ということになる。
手に持ったサイズ感の比較。こうしてみるとずいぶんサイズ差があるように見えるだろう。
20000の方はiPhoneXより長いが、10000の方はiPhoneXよりも短く、クレジットカードなどのサイズに近い。
10000と20000をどう使い分けるか
僕はもともと電熱シュラフを使うためにこのPowerCore20000を購入したのだが、そういったキャンプ時の用途や数日間の旅行以外の用途としてはオーバースペックに感じ、「ちょっと重いなあ」と感じることが多かった。
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僕の大容量モバイルバッテリーのニーズとしては、スマホの充電はもちろんGoProの充電をしたいということだ。
GoProはバッテリーが弱く40分程度しかもたないので、長時間の撮影時には替えのバッテリーもしくはモバイルバッテリーが必須になる。
日帰りの撮影時に20000のモバイルバッテリーは無駄に多いし、何より僕は小さいバッグを持つことが多いので邪魔になってしまう。ポケットへの収まりも悪い。
そういう用途でこの10000はちょうどいいサイズと容量だと判断し、購入するに至った。
あとはキャンプの際、20000のモバイルバッテリーは電熱シュラフにほぼ容量をもっていかれるので、スマホ、GoProなど他の機器への充電用のモバイルバッテリーも必要になる。
一泊のキャンプにスマホだけの充電目的だと10000mAhも必要ないが、GoProがあると話は別だ。
またスマホだけの用途だと20000mAhもあると、2、3泊の旅行もまかなえてしまう容量だが1泊の旅行にはオーバースペックだ。10000mAhだと3回ほどはスマホをフル充電できるので、1泊2日の旅行にはちょうどいいくらいだろう。
そういう軽くて「ちょうどいい」容量とサイズ感となのが、このPowerCore10000と言えるだろう。