先日無印のオールインワンジェルの4種類の比較を書いたのだが、あれからさらに新発売である「ハーバル オールインワンジェル」を購入し、使用してみたので最も立ち位置の近い「オーガニック オールインワン美容液ジェル」と比較してみる。
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無印良品 オールインワンジェル4種類比較 メンズにはクリアケアがおすすめ
ズボラな方には最高のスキンケアの味方、無印のオールインワンジェル。 僕は男性で、もともとスキンケアを気にはするけれど2回以上肌に何かを塗る作業が面倒で、普段化粧水しか使わないような男だった。しかし「化 ...
------------ 追記 20/07/08 --------------
Amazonで無印のオールインワンジェルの取り扱いが開始したようである。
このコロナの時期、無印良品店舗に足を運びにくかったり営業時間が短縮されていたりしていて少し買いにくくなっていたのだが、Amazonで取り扱いをしてくれるのはうれしい。
「オーガニック」シリーズは既に生産終了となっている。
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ハーバルとオーガニックの比較
パッケージ
キャップ・チューブ共に少し明るい緑になったパッケージ。ぱっと見ではあまり差は無いが、商品名の文字数が少なくなっていて「美容液」という漢字が無くなっているのですっきりとした印象になっている。
化粧品においてパッケージの印象というものは結構大事で、商品の特徴を表したり使う側のプラシーボなどもあり販促だけでなく効果にも多少表れるものである。そういう意味で、安価な化粧品の中でも無印の極限までシンプルにしたパッケージデザインは好感が持たれるのだろう。事実、無印の化粧品を見慣れた後にたまに薬局の化粧水コーナーに行くとどれも安っぽく見えてしまうし、余計な成分が入っているんじゃないかと疑ってしまう。
そういう意味で、すっきりとした良いパッケージじゃないかなと思う。後にも書くが、オーガニックよりも全体的に少し優しい印象になっているので、パッケージの変化も合っているといえる。
クリームの色・香り
左がハーバルで、右がオーガニック。写真では伝わりにくいが、ほんの少しだけオーガニックの方が色がついていて、ハーバルの方はほとんど真っ白である。
香りはオーガニックの方が少しツンとした印象のハーブ系の香りであるのに比べ、ハーバルは鼻につかない優しい印象のハーブ系になっている。香りのキツさが緩和されマイルドになっており、奥行きのある香りになった印象だ。また香りが消えるのもオーガニックよりもハーバルの方が少し早い。
使用感・保湿力
使用感としては、ハーバルの方がべたつきが抑えられている。
成分表を比較すると、オーガニックの方は「水」の次に保湿・湿潤剤である「グリセリン」が多く、その次に「アロエベラ液汁」となっている。それに対しハーバルは「水」の次に「アロエベラ液汁」、その次に「PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン」という長い名前のものになっている。これの役割は保湿・湿潤剤だそうだ。その次に「グリセリン」が配合されている。
グリセリンは増粘安定剤としての役割があるので、その割合が高いオーガニックの方がべたつきが残るのだろう。「アロエベラ液汁」は天然のうるおい成分なのでこれが多めに入っていることはうれしい。
ちなみに公式ホームページによると、オーガニックは
「■合成香料無添加 ■無着色 ■無鉱物油」なのに比べ、ハーバルは
「■ 合成香料無添加 ■ 無着色 ■ 無鉱物油 ■ 弱酸性 ■ パラベンフリー 」である。ハーバルになり、より優しい使い心地であるといえるだろう。
事実、塗ってから時間が経ったあとに肌を触った感じ、オーガニックはうるおいとべたつきが残り、ハーバルはうるおいだけが残っている感覚である。
保湿力が劣っている印象は無く、むしろハーバルの方が表層よりも奥に浸透している感じがある。無印公式のブログに「「オーガニックシリーズ」よりも保湿力が高まり、乾燥や肌のゴワつきが気になる方、そして、香りを楽しみながらお肌のお手入れを行いたい方におすすめ」と書かれているので、オーガニックに比べて保湿力が劣るというよりむしろ勝っているのかもしれない。
オーガニックより優しく潤うハーバル オールインワンジェル
オーガニックも全く悪い製品ではないのだが、今回の比較では個人的にハーバルの方に軍配があがった。
既にオーガニックシリーズは生産終了となっているためこれから手にするのは自ずとハーバルシリーズとなるため、個人的にはうれしい結果である。
僕は普段クリアケアオールインワンジェルを使用しているが、たまに乾燥が気になるときにこのハーバルオールインワンジェルを使用してもいいなと思った。
以上、ハーバルオールインワンジェルのレビューとオーガニックとの比較でした。