Zippoという製品には自分が喫煙者になる前からずっと憧れがあった。
あまりにも武骨で無駄のない、それでいて重厚感あるデザイン。高すぎない乾いた音。次元大介をはじめさまざまな映画やアニメのキャラクターが使用していることからも憧れが非常に強かった。
「初めて持つzippoは生まれ年のシルバー」と決めていたので、僕はこれ以外のZippoは所有したことが無い。
無垢無地のシルバーは飽きがこない。いつ見ても、何と並べてもいつだって格好いい。
中古で購入したので初めから傷が入っており、僕も毎日持ち歩く上何度か落としたりしたのでかなり傷が入っている。シルバーは金属が特に柔らかく、落とした時のダメージが大きい。しかし、この傷こそが使い込まれた証であるし、何より僕はきれいなZippoよりもこの状態の方が好きだ。わざとではない、自然なエイジングである。
購入した際、中のヤスリがかなり消耗している状態だったので、ほとんど火が付かなくまともに使えない状態であった。中身だけを購入し、もとの中身はZippoのサービスセンターに修理に送っているところである。
インサイドユニットを交換したZippoはあまりに簡単に火が付いたので感動したものである。