緊急事態宣言も各地で解除され始め、もうすぐコロナ騒動も落ち着くところが見えてきた昨今。この騒動の間にステイホームを強いられ、必然的に家での生活意識が高まった方も多いのではないか。
そんな中、僕が購入してから毎日履いているこのRoom's(ルームス)のスリッパを紹介したい。
部屋で過ごすのに裸足派かスリッパ派かがあるかと思うが、裸足派にもお勧めできるくらいこれはさらっとした履き心地でとにかく歩きやすい。
値段は3,000円弱と高級ともいえないが安物ではないく、モノはかなりこだわって作られている。スリッパにこの値段を出したことがない方もぜひ一度試してみてほしい。
「歩きやすさ」にこだわったスリッパ
グッドデザイン賞も受賞しているこのスリッパはとにかく歩きやすさを意識して作られている。
横から見るとつま先が少し反りあがっているのが分かる。これがよくあるスリッパとの決定的な違いで、躓きにくいのはもちろん、歩く足のつま先の方向に沿うようにスリッパが上がるので、履いていると必ず起こるカパカパという「スリッパ音」が立ちにくい。
スリッパ音は特に気にならない人は多いと思うが、これは僕が気づいた細かなメリットとして挙げておく。普段から音を殺して歩くのがクセになっている人にもぜひオススメしたい。
裏側には肉球のような見た目の滑り止めがついており、これも歩きやすさに向上役立っている。実際履いて歩いていて滑ることはない。
ソール部分と表面とは別素材になっている。かかとには「EVAフォーム」というクッション性のある素材が使われていて、歩く衝撃を軽減してくれる。
つま先の内側はメッシュ素材になっていて、ムレを防止している。素足で毎日履くスリッパにこの細かいこだわりはありがたい。
また全体をの土台にはテキソンボードという高機能シューズなどにも使われる素材が使われていて、軽量で柔軟性と耐久性に優れた素材、ということだそうだ。
これまた細かいこだわりが、足の甲に当たる部分に切り込みが入っている。
スリッパの構造上必ずこの部分は足の甲に当たるのだが、この切込みが入っていることで当たる部分の負担を軽減し、不快感を無くしている。長時間履いていても痛くならない。
またスリッパのデザインは単調になりがちだが、この切込みがあることで無地柄ながらとても特徴的な見た目のスリッパになっている。
見た目がスタイリッシュ
本革ではないものの、型押しされたPVCレザーの外観はとても上品な見た目になっており、先の沿ったデザインも相まって革靴のような見た目になっている。
機能性が良くても見た目が良くないと身につけたくはない。しかしその心配は無用だ。
僕は極力合皮のものを手にしたくない性分だった。しかし毎日素足と触れる以上本革だとどうしても臭いが気になってしまうところ。
臭いが気にならないというのは合皮としての機能性としていいだろうと納得させた。
商品は靴箱に型崩れ用の台紙があてられて、あたかも靴ですと言いたげな雰囲気のしっかりした梱包で届き、これも気分を上げてくれる。
カラー展開が豊富&落ち着いた色合い
カラーはどれも革製品によくある落ち着いた色合いで統一されている。
僕はこの画像の中にはない「カーキ」の色が良かったのだがちょうど購入した時期に売り切れだったので、部屋に合うグレーを選んだ。来客用という名目でもう一足買おうかと思っている。
2足目はカーキと考えていたが上の画像を見て赤色に心が揺れている。
軽いエイジングが楽しめる
あえて"軽い"と書いたのは本革でないことを意識してのことだが、それでもこのスリッパは履いていくごとにシワが入り、まるで革製品の様に風合いが増す。
購入してから僕が2ヵ月履いたものになる。新品の状態ももちろん綺麗だが、シワが入ると本当に革のように見えてくる。
足の甲に皺が入っているということは購入当時よりもつま先がさらに沿っているということであり、足の形に馴染んでいるということである。3,000円前後のスリッパでこのような風合いとエイジングを楽しめるのはありがたい。
部屋での生活をワンランク上げる、プチ高級スリッパ
家の中だけで使うスリッパに高級品を買うのは少し勇気がいるというか、後回しになることが多いだろう。
僕もそうで、ずっとユニクロのスリッパを使っていた。もちろんユニクロも悪くないのだが、もう少し高級感というか上質な雰囲気が欲しかった。
ユニクロの1000円にくらべてRoom'sのスリッパは3,000円程度で、少し値は張るが贅沢品とまでは言えない絶妙なプチ高級品といったところだろう。
家の中で生活することが長くなったこの時期に、少しだけ気分を上げてくれる、足を通したくなるスリッパをこの機会に選んでみてはいかがだろうか。