コラム

「メモの魔力」を読んで短期間で変わった5つの習慣と生活

今年最も話題となった実用書といえば、前田祐二氏著の「メモの魔力」ではないだろうか。

発売自体は昨年の12月25日だが、3月、4月と「世界一受けたい授業」にも前田氏が出演され、まだまだその話題は途切れそうにない。

僕がこの本を手に取ったのは2月の末でそれから2カ月弱経ったわけだが、驚くほど生活が変化したのを実感する。それをこの記事でご紹介しようと思う。

 

 

1. 物事に取り組む「姿勢」がかわった

この本で、前田氏は「メモは姿勢である」と説いている。人の話、見たもの聞いたもの起こったものすべてを流してしまうのではなく自分のものとして吸収するその姿勢こそがメモであるという。
また、書いたメモを見返し新たな知的生産の糧にし、どう自分の中で解釈するかを考察することがメモ帳の使い方であるという。

この本を読み、まず僕はこの本のマネをしてみた。会議、気になること、見たものをできる限りノートに収めるようにしてみた、

すると、いままで結構真剣に物事に向き合ってきたつもりだったがいかに流れていたかということに気づいた。「話は人の目を見て聞くもの」たしかにそうだ。しかし、どれだけ目を見て真剣に話を聞いていても、その時は心に響いても頭に残っているのはほんの一部だったりする

人間能力差はあれど忘れるということはみな共通であると思う。なので、「いまこの瞬間を忘れたくないという姿勢」としてメモをまず取ってみることがよいということがわかった。

2. 生活の無駄を見直し、改善し続けるようになった

メモの魔力を読んでから、僕は毎日日記を書くようになった。

日記といってもいわゆる「今日起こったこと」は箇条書きで数行程度で、その今日起こったことやできたこと、できなかったことを踏まえて次の日にどう生かすか生活習慣をどう改善するかを毎日考察するようになった。

僕は「日記に書くようなことは毎日ない」と思っていたのでもともとマンスリーのスケジュール帳を使っていたのをウィークリースケジュールに変え、とにかく毎日何かを書くのを習慣、というか義務にした。

すると、例えば今日はこれが出来なかったからそれを行う時間を確保するためにどうしたらいいかということを考察するようになったり、自分の理想の一日はどういう一日で、今何が出来ていて何が足りないのか把握できるようになった

どういった内容を日記としてノートに書くようになったのかは以下の記事を参考にしてもらいたい。

【カスタム】トラベラーズノートのカスタマイズ遍歴。「メモの魔力」流メモをウィークリーリフィルで応用

トラベラーズノートのカスタマイズは無数にあって、しかもその正解は人それぞれ使い方によってそれぞれ全く違う。 最初のうちはいろんな人のカスタマイズを参考にして、いろいろとリフィルを買っては試し、つけて外 ...

3. ミニマリスト思考をはじめ、生活の質を上げるようになった

この本には特別ミニマリズムのことを書いているわけではないが、2項で書いているように生活の質を見直すようになってから自分の部屋にいかに無駄なものが多いかを実感し、部屋の片づけ、ものを減らす作業を始めるようになった。

1項でも書いてある通り、メモとは姿勢であり、向き合うことなのである。僕はまず「生活を改善したい」と考え、日記をつけるようになった。すると、生活を改善するためには無駄なモノ・無駄な時間を減らそうという結論に自然となった。

ある意味これはメモに導かれた結果である。ひとそれぞれ、例えば生活を改善しようと向き合うと、片付け以外にも運動の習慣だったり通勤時間の改善を求めて引っ越ししたりするのかもしれない。僕は生活の無駄を見直すことで驚くほど生活が変わった。

ものを減らすようになって僕の生活がどのように変わったのかはこちら。

ミニマリズム 不要なモノ・コトを排除することで、本当に大切なことにピントが合ってくる

ふと部屋の中を見渡せば、いったいどれだけたくさんのものがあって、それにこれまでいくらの金額がかかってきたんだろうと思う。 本棚に飾った本やCDの一冊一枚から整理していないレシートのひと切れまで、自分の ...

4. 人生の目的をみつけられた

メモの魔力は大きく2つの要点にまとめられる。ひとつは「メモをすることの精神論と技術論」もう一つは「何のためにメモをするのか、その熱量・目的を探る」ことである。

目的もないのに物事を改善しようがない。メモを取ることで何を吸収・改善し、最終的に自分にどう役立てるかということが最も大切である。それには「自分の軸」、要は自分がどうなりたいのかという夢や目標を明確にすることが必要である。

実はこの本の半分くらいは自己分析のことを書いてある。最後の十数ページはすべて自己分析の質問シート(1000問!)と、ツイッターで募集した人それぞれの「人生の軸」がおぞましい量で掲載されている。それくらい、「メモすること」と「自分の軸をもつこと」が密接に関係しているといえる。

メモの魔力

まだ僕はこの質問シートをすべて解いてはいない。しかし、2項で書いたように日々自分の生活を見直し、改善の果ての最終的に自分がどうなりたいかを日々考えるようになった。
そして、昔から夢だった「音楽」をまだあきらめるべきではないということや、仕事に対する考え方、それに伴う自分がすべき努力、見せ方、ブランディングなどを考察し、日々改善しながら目標と道筋を立てられるようになった。

社会人になると「やるべきこと」を優先してやりたいことや昔の夢などは後回しにし、理想に対する熱も次第に冷めていってしまう。しかし、何もあきらめることはないのだ。
昔から夢だったこと、今でもやれたらいいなと思っていること、心からやってみたいこと。それを実現するために、まずは泥臭くメモを取るのである。

ノートの役割分担 トラベラーズノート、Amazonモレスキン、Evernote×Fastever

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5.収入が上がった

こう書くと少しいやらしいが、この本を読む前よりも確実に収入は上がっている。

1~3項で書いてあるとおり無駄を見直し改善し、仕事に真摯に取り組むことで仕事の量・質ともに上げられるようになった。そして無駄使いを省くことで余計な出費も減った。

片付けに伴い大量に持ち物をメルカリなどで売ったため、その売り上げもかなりの額になり生活をラクにしている。最近はメルペイというものができてSuicaチャージして電車に乗れたりコンビニで支払えたりと、次の浪費につなげるだけのものではなくなっている。

収入が上がらず、苦しい生活が続いているならまずはそれに向き合う姿勢から正してみればいい。頭の中だけでも考えられるが、それよりもまず「メモ」をとることこそが向き合うことではないかと思う。

 

さいごに 人生を変えるのは自分、そのフックになる本

メモの魔力

人生を変えるのは自分、と書いたがまさにその通りで、この本は人生を変えてはくれない。しかし、この本の通りにメモをすることで自分の奥底と向き合うことが出来るようになると、驚くほど短期間で人生を変えていけるはずだ。

事実、僕もこの本を読むまで1年ほどうだつの上がらない生活が続いていた。夢や目標が齢を重ねてなんとなくフェードアウトし、仕事も横ばいで大きな進化もなくこれからどうなっていくんだろうという状態だった。
しかしそうではいけない、仕事も夢もあきらめるべきではないとこの本、いやこの本に触発されて動いた脳と右手が教えてくれた。

「メモの魔力」を購入しようかと考えている人は、ぜひ購入してだまされたと思ってこの本の通りにして見てほしい。もちろん手書きでメモすることが合わない人もいるかもしれないが、だったらそうじゃない方法で生活を改善するきっかけにもなるはずだ。

 

 

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