スマホにワイヤレス充電機能が搭載されてから随分経つが、いまだに手を出したことはなく有線充電のみしか行っていないという人も多いだろう。
デスク作業をしていて電話をしながら作業をすることも少なくなく、いざ出かけるときに充電が減っているのも困るからデスク上で充電できる状態であるということは便利だ。
かくいう僕も半年ほど前にAnker PowerPort Qi 10という平置き型のワイヤレス充電器を購入したばかりだ。
導入したのは、デスク上のコードを限りなく見せないようにしたいということと、せっかくある機能だから試してみてどれだけ便利か実感してみたいということがきっかけである。
僕は「作業時に1本のコードも視界に入れたくない」ということを念頭に入れてデスクをセットアップしている。そういうニーズに実は平置き型ワイヤレス充電器は適していないということがわかった。
そしてここ最近、Anker PowerWave 10 Standというスタンド型のワイヤレス充電器を導入したところ、使い心地が大きく違い、使いやすく、デスクをスッキリしたいという僕のニーズにも合っているということを認識した。
その比較を記事として残そうと思う。
ワイヤレス充電器を導入してみたいが、平置き型かスタンド型か迷っているという方は参考にしていただきたい。
Contents
シンプルに見える平置き型の弱点
デスクをシンプルかつミニマルにセットアップしたい、という人にはぱっと見平置き型は魅力的に見えるだろう。
僕もそう思い、まず平置き型のPowerPort Qi 10を導入しデスクに置いていた。
しかし導入したは良いもののあまりスマホを充電器の上に置いかなくなっていた。
その理由を3つにまとめてみた。
①充電しながらスマホを確認しにくい
平置き型で充電しているスマホは真上を向いているため、何らかの通知があったり少し触りたい時にはスマホを覗き込む必要がある。
FACE ID(顔認証)を行う場合にもそれは同様だ。
確認したい時は持てばいい、と思うだろうが実はその次に②の問題がある。
②充電の位置が定まりづらく充電できていないことがある
この充電器の上に置いておけばどこでも充電できるというわけではなく、案外きっちり真ん中に置かないと充電できない。
iPhoneのワイヤレス充電のセンサーは全面ではなく中央部分にしかないためである。
充電ができていると充電器が青く光るようになるのだが、適当におけば良いわけでなく持ち上げるたびに少し神経を使うから、持ち上げるのが億劫になる。
そして、置かなくなる。
③手前に持ってくるとコードが結構見える
①で挙げたように、充電しながら通知を見たいという場合には覗き込む必要があるため、充電器を手前にもってくる必要がある。
しかし充電は無線でできても充電器につながっている線があるため、手前に持ってくるとコードが見えてしまう。
これなら有線でよく無いか?持ち上げるたびに神経を使う必要もないし。という結論に至ってしまった。
以上の理由から、半年前に購入した平置き型ワイヤレス充電器はあまり出番がないままデスクからは消えていた。
さらに一つあげるとすれば、かなり熱くなるということ。構造的に真上にスマホがあるため排熱の効率が悪い。
お互いにダメージを与えるほどの温度にはならないがそれでも少し気を遣う部分ではある。
平置き型の弱点を克服したスタンド型ワイヤレス充電器
先日のアマゾンのセールで安くなっていたため、再度の挑戦ということでスタンド型のワイヤレス充電器、Anker PowerWave 10 Standを購入した。
スタンド型充電器はデスクをミニマルにしたいというニーズからは一見離れているのだが、意外にもスタンド型の方が見た目がスッキリするということがわかった。
さらに平置き型の使いにくい弱点を克服しており、導入したところ僕のスマホはほぼ常に充電されている状態となった。これがどういうことか解説する。
①角度がつき、手前に持ってくる必要がない
平置き型の欠点であった、充電時にスマホが真上を向くことで覗き込む必要があるということを、スタンド型充電器は見た目そのままカバーしている。
手前の方に置く必要もなく通知を確認でき、充電器に置いたままFACE IDも突破できそのまま使用することもできる。
②置く際に神経を使う必要がない
平置き型では充電ポイントを探る必要があり神経を使っていたが、スタンド型充電器はただそのスタンドにスマホを置けば良いだけなので、ポイントを探る必要がない。スマホと一緒にスタンドを手でスッと挟めば簡単に中央に持っていける。
充電時は手前のライトが常に青く光り充電されているかもわかりやすい。
すこしスマホを触るために持ち上げても、なんのストレスもなくすんなり充電器に戻すことができる。
③充電時の見た目はスッキリし、コードも見えない
意外にも思うがスタンド型の方がデスクの光景はミニマルになる。
どういうことかというと、充電していない時には確かに一つ余分なものがあるようにも見えるが、スタンドにスマホを置くことで異物ではなく画面が一つ増えただけのようになり、デスク上で邪魔に感じない。
さらに、「コードを見えなくする」というメリットは実はスタンド型の方にあり、平置き型ではどうしても隠せなかった充電器へのコードがスタンドの背面に隠れ、視界からコードが消える。
以上のことから、充電もしやすい上にデスク上もスッキリするのは意外にもスタンド型であるということがわかった。
また熱くなるという問題も、平置き型に比べて構造的に排熱しやすく、そこまで熱くなるということはない。
他のワイヤレス充電をしたい場合は平置き型が必要
airpodsやiPad、apple watchなど、スマホ以外のワイヤレス充電も併用したい場合はスタンド型では基本的に充電できない。
スタンド型はあくまでスマホ専用である。
デスクの見栄えではなく、持ち物自体を少なくしたいという方には、平置き型の方が汎用性は高い。
スマホしか使わないなら、スタンド型が最強
僕はワイヤレス充電ができるデバイスは現状スマホしか持ち合わせていないため、平置き型よりも圧倒的にスタンド型の方が使いやすく向いていることがわかった。
平置き型は最近ベッドの横で就寝時の充電器として役立っている。
ちなみにアマゾンレビューでは充電できなくなったというものが多くみられるが、僕が購入したものは毎日全く問題なく使えている。
僕が購入した2020年10月の時点では製品名に「改善版」と書かれているものだったので、もしかすると初期型は不良があったのかもしれない。念のため、中古ではなく新品で購入することをお勧めする。
また注意点として充電が早い代わりにUSBからの電力をけっこう食うので、USBハブから充電器を伸ばすと他のデバイスへの電力不足となる可能性がある。
ほかに電力を食うデバイスを使用している場合はUSBコンセントから直接コードを繋ぐことをお勧めする。
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