普段、手書きでメモしていますか?
今や誰もがスマホを持ちパソコンとの同期も容易になったため、普段のメモからスケジュール管理まで全てデジタルで管理し「あれ、前に手書きで文字書いたのいつだっけ…」という人も少なからずいるかと思う。
既にセミナーや会議でも、紙のノートではなくパソコンでメモを取る人が多くなっている。
かくいう僕も、少し前までは上記のように紙に文字を書くことも稀なデジタル依存タイプだった。
しかし最近、あえて紙のメモ帳を改めて使用し始めた僕のメモ帳の使い分けを紹介ようと思う。
僕は前田雄二氏の「メモの魔力」の影響を強く受けて紙のノートも使い分けるようになったのだが、すべてデジタルで行っていた時よりも手書きの方がメモしたことが頭に残りやすく、書いたことを活かせている気がする。
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【カスタム】トラベラーズノートのカスタマイズ遍歴。「メモの魔力」流メモをウィークリーリフィルで応用
トラベラーズノートのカスタマイズは無数にあって、しかもその正解は人それぞれ使い方によってそれぞれ全く違う。 最初のうちはいろんな人のカスタマイズを参考にして、いろいろとリフィルを買っては試し、つけて外 ...
メモというものはは見返すことが大事なのだが、「手で書く」という行為により自分の記憶の中に残すことも大事である。
メモの本質は単に「書くこと」「残すこと」「綺麗にまとめること」ではなく、「その時残したいと思ったことを未来の自分が活かせるようにすること」である。
デジタルと紙、どちらもいい点と悪い点がありそれを踏まえて活用すべきだと思う。
僕もデジタルのメモも使用しているので、デジタルと紙の使い分けをする意味を書きたいと思う。
Contents
紙2冊、デジタル2冊の体制
僕は以下の体制でメモ帳を使っている。
①トラベラーズノート(「予定」「日記→反省・考察・実行メモ」「議事録」)
②Amazonモレスキン(考察ノート)
③Evernote・Fastever(即席メモ・アーカイブ・保存ノート)
④エクセル(Todoタスク・家計簿)
多いようにも思えるが、このようにそれぞれ役割分担を与えた方が、見返したい際に欲しい情報にアクセスできるスピードが速い。
1冊のノートにすべてをまとめてしまうとどこに書いていたか、と逆に僕は迷ってしまう。それならEvernoteにすべてまとめればいいと言われそうだが、一時期はそうしていた。
しかし最近改めて紙のメモの自由度の高さを感じたので、紙のノートは外せなくなった。
①トラベラーズノート 予定・反省・議事録
トラベラーズノートの使い方は以前「トラベラーズノートのカスタマイズ遍歴」で紹介した通りウィークリー予定表を使うようになり、それを線で分割して使うことで予定だけでなく日記・反省、それを活かすために移す行動メモなど、役割をわけて書くようにしている。
さらに通常のノートを別で挟むことにより、仕事の議事録の手書きノートとして使っている。
僕はこのノートを持ち歩き専用ノートとして日々持ち歩き、一日の終わりにも必ず開いて簡易日記と反省を書くようにしている。
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【カスタム】トラベラーズノートのカスタマイズ遍歴。「メモの魔力」流メモをウィークリーリフィルで応用
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②Amazonモレスキン 考察ノート
ダイソーのモレスキン風ノートを「ダイスキン」と呼ぶらしい。そしてこれはAmazonベーシックのモレスキン風ノート、通称「アマスキン」である。
かなりしっかりしたノートのなので、モレスキンというブランドにこだわりがない人には普通にお勧めできる。
このノートは「考察ノート」として、日々生活する中で感動したことや感じたこと、疑問に思ったことなどを一つのテーマにして見開き2ページを埋めるようなメモ帳にしている。そうまさに「メモの魔力」で書かれている前田裕二氏の書き方をコピーするためのノートだ。
僕はまず形から入るタイプなので、そのやり方をコピーすることで何かつかめるのではないかと思い、ノートと書き方を真似てみた。
その結果、書かなければ数行で済んでいた考察が、連想ゲームのようにペンが進み2ページは軽く埋められてしまう。
そして、それがいつも何らかの解答だったり自分の行動に移すきっかけになったりするから驚きだ。
この本を読んだ方は、ぜひ一度騙された気持ちで真似して見てほしい。
モレスキンノートは、「保存」に向いている。
劣化しにくいハードカバーのノートで、「書く」という行為に加えて書いたことを自分の中に落とし込みたい・見返して自分の刺激にもしたいという用途に合っているノートである。
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【アマスキン】モレスキンは高い…という人におすすめなAmazonベーシックモレスキン風ノート 通称「アマスキン」
モレスキンって、高いよね。 モレスキン以外のノートユーザーからしたら普通にそう感じる金銭感覚だとは思う。 ノートの質感、紙質、保存性、所有欲、それらを兼ね備えているのがモレスキンだとは思うが、それを考 ...
③Evernote・Fastever アーカイブ&即席メモ
昔からEvernoteは使っていて、これの検索機能、カテゴリー ・タグ分けは非常に強力だ。
これは紙にはない機能で自分の欲しい情報にすぐにアクセスできるため、僕はEvernoteを基本的には自分が見返したい時にすぐに見返せるメモ帳として使用している。
たとえば仕事のマニュアルだったり、観た映画・また見たい映画のリスト、ブログのネタアイデア、今年の目標、自分の理想像など、「時系列が関係ないメモ」をここに記載するようにしている。
メモは紙に書いていたら次のページに流れてしまうが、Evernoteにはそれが無い。そしてカテゴリに分けられるので見返しやすい。
さらに「Fastever」を使うようになった。これもまた非常に強力なアプリである。
Fasteverはとにかく動作が早い。アプリを開き、メモし、「保存」を押すまではEvernoteのそれよりも圧倒的に早い。
僕はこのアプリをiPhoneのDock(下の固定アプリ)に設定し、覚えておくべきことを瞬時にメモするようにしている。
このアプリは480円するが、それ以上の価値があるアプリだと感じている。シンプル・そして最速。
④エクセル Todoタスク&家計簿
エクセルの強みは言わずもがな表として情報をまとめることができ、表の形も自在にカスタマイズできるところだ。
僕はほとんどの場合エクセルアプリを使わず、OneDriveを経由してブラウザにブックマークし、オンラインで開くようにしている。
僕は家計簿アプリは使わず、自分でエクセル表を組んで家計簿をつけている。
便利な家計簿アプリもたくさんあるのだろうが、どれも自分の見たい一覧画面を叶えているものはなく、カスタマイズ性でエクセルに勝てるものはないと思っている。
エクセル家計簿を始めて5年ほど経っているが、少しづつ少しづつ改良を重ね、自分の見たい情報を一画面にまとめるようにしている。
例えば僕は1ヶ月の間にかかった食費、交通費、娯楽費、また経費や固定費、カードの利用料、月末の引き落とし額から収入額、現在の投資額から月始・月末の貯金額まで全てを一覧で見れるようにしており、その全てが連動するように数式を組んでいる。
また、Todoタスクもエクセルでカレンダーのようにしてつけている。
これは業務の途中にブラウザの他に別アプリを開く必要がなく確認しやすいことと、入力した日程や優先順位の順序を容易に入れ替えることができるからだ。
Todoタスクも専用のアプリがあるが、結局自由度でエクセルの右に出るものはないと思っているので、自分が最も見やすい形にエクセルで組んでしまうのをお勧めする。
OneDriveにさえいれておけばパソコン・スマホ両方で確認することができ、入力した情報も連動してくれる。
さいごに 紙とデジタルの使い分け
紙のノート、デジタルのノート、それぞれ長所も短所もある。
紙のノートはデジタルに比べ文字検索もできないし、字の綺麗さが人により違うので速記が大変ということもある。さらに持ち物としてかさばる点もある。
しかしそれに余りある手書きの自由度で、書き慣れさえすれば自分の頭と最も直結できるのが紙のノートだとは思う。
この体制になるまでいろいろな試行錯誤を繰り返したので、一つの形式にこだわらず人それぞれ理想形態を追い求めるために、このブログを一例として参考にしていただければ嬉しい。
(撮影カメラ:RICOH GR2)